北海道ひとり歩き

7月5日 土曜日 晴れ
小樽

0時頃に目が覚め、2時過ぎくらいに顔を洗い荷物をまとめる。船の揺れは、すでに治まっている。清涼飲料水を飲みながら、プロムナードで日記をつける。3時頃から船内放送が流れる。それまでまばらだった人が、少しづつ増えてくる。4時に小樽に到着する。朝日がとても美しい。

港からいちばん近い駅まで歩く。駅の売店はまだ開いていない。近くの公園で時間をつぶす。駅に戻ると、売店は店を開ける準備をしている。まだ店は開いていないが、北海道の時刻表を売ってもらうようお願いする。始発で小樽駅へと向かう。

小樽駅から、まず始めに「オタモイ海岸」へと向かう。バスに乗り、「オタモイ団地」という所で降りる。団地というからには、ある程度の高さの建物が並んでいるんだろうと思っていたが、あるのは平屋か2階建て。さすが北海道。

海岸の方向へと歩いていると、途中で「オタモイ地蔵」と書かれた看板が見えた。興味をそそられたので、その方向へと進んでいく。進んでいくというより、草の中へ分け入っていくという感じだろうか。あまりの草ボーボーさにとても後悔するが、なんとか無事に下までたどりつく。苦労しただけあってか、たどりついた所からの景色は奇麗だった。

オタモイ地蔵の地蔵の管理人と一言二言かわした後、荷物を置いて海岸まで降りていく。丸い石を3つ拾い、少し散策してから戻ると、九州から来ている夫婦連れに出会う。草ボーボーではないルートがあるらしく、帰りはそこから帰る。オタモイ地蔵の本殿はそのルートにあるらしい。しかし、そのルートはものすごく長く感じられた。重い荷物を背負っての上り坂はとてもきつい。本当は車で来るべき所なんだろう。

小樽駅に戻って宿を探す。しかし、どこも満室のようだ。いろいろなイベントが重なり、札幌と小樽の宿は混んでいるらしい。十数件目の電話でようやく見つかる。宿が見つかってひと安心する。北海道一日目の夜が野宿なんてつらいもんね。

自転車をレンタルし、市街へ。昼食は「しかま」という店で海鮮ちらしを食べる。洋風な建物を写真に納める。メルヘン交差点あたりで、オルゴール・北一ガラスを見てまわる。ルタヲというという所でお土産を買って送る。小樽運河あたりにも足をのばす。

日が暮れかかる時間になる。夕焼けを期待するが、あまり奇麗な空にはならなかった。残念。夜は「めんや」という所でラーメンを食べる。レンタルサイクルの「ちゃりんこおたる」へ戻る。ここのオーナーは街に詳しく人も良いので、今度来るならまた利用したい。20時30分のバスに乗り、民宿「福原荘」へ向かう。12時頃寝床につく。初めて一人で宿をとったこと、一人で泊まること、いろいろな事に「すごい」と思いながら眠る。

この日は日焼けした。

July-August ( the year 2003 )
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 1 2
<< return   next >>

時刻表は必需品

列車で旅する北海道―総延長2,500km 北の大地を鉄道で巡ってみよう! 長旅で列車を利用するのなら、時刻表は必需品。時刻表がないと、次の日の行動が決めれません。荷物になってもいけないので、携帯しやすいサイズで調べやすいものが良いかも。

カップルばかり…

お洒落な観光地は、どこもかしこもカップルばかり。ひとり旅の身の上では、ちょっぴり寂しさを感じてしまう…。小樽はひとりで来る街ではないかのかも?

“通”は道東へ

これは美瑛で会ったホステラーのひとりが話していた事。旅の初心者は小樽や函館なんかの観光地をウロウロし、旅慣れた“通”は道東の方をウロウロしているのだとか。

旅は人それぞれ

この一人旅ではいろんな人に会いました。中でも、小樽の宿で会った人はとても強烈で…。始めてひとりで泊まった民宿で、ちょっぴり身の危険を感じました(謎)
小樽以外でも、別の意味で身の危険を感じる出来事はあったのだけれど…(更謎)

上へ戻る